ご家族・周囲の方へのメッセージ
ご自身を責めないでください
ご自身の近しい方が心の病気になった場合、周囲の方は、 この人の心を追いつめたのは私だ、自分の遺伝のせいではないかなど、ご自身を責めてしまう方がいらっしゃいます。
特に患者様の近くで生活をされていらっしゃって、心から心配されている方ほど、この様な思いにとらわれてしまうようです。 ただ、この様な思いは、患者様の回復の妨げになります。
周囲の方が、患者様と寄り添い治療をされていくためには、ご自身を責めず、思いの中に立ち止まらないことが大切です。
少しでも、不安要素や心配事がある場合は、早期段階で医師に相談しましょう。
家族相談を受ける際の注意点
- 自由診療となりますので各種保険・公費適用外です。
- 診察には、あくまでもご本人の受診が必要になります。
- 処方箋はご本人が受診されるまで、お出しすることが出来ません。
ご家族や周囲の方による相談について
患者様の状態によっては、ご自身が病気である認識(病識)が失われていらっしゃる場合もあります。
また、家に引きこもっていて外出できない方や心療内科・精神科の受診をかたくなに拒否する方もいらっしゃいます。
上記の様なことなど、様々な理由から、患者様ご自身が受診したがらない・しないことも少なくありません。
そして、こうした場合には、ご家族や周囲の方だけでのご相談もお受けしております。
ご両親・ご兄弟・配偶者をはじめとした周囲の方など、単独でも複数の方でご来院いただいても構いません。
患者様の現在のご様子、過去に治療を受けた経験をお持ちの場合は、受診されていた頃の状況などについて、出来るだけ詳しくお話しください。
お話を伺った上で、もしも病気である可能性が強いようなら、それに対してどのような治療法があるのか、当院で可能な治療は何かなどについて、ご案内いたします。
※相談をお受けした内容についての秘密は、厳守いたします。
ご家族・周囲の方が「心の病気」だと感じたとき
心の病気は、きちんと治療する必要があります あなたの近しい人が病気になったら、誰もが心配されると思います。きちんと治療をうけて、早く治るようにと心から願うのではないでしょうか。 ところが、心の病気となると、「治療をうけて欲しい。」という思いが曖昧になってしまいます。
「心の病気は気の持ちようで治る」
「心が弱いからそんな病気になる」
「家族が精神科に通ったら恥ずかしい」
といった考えがあるようです。
ですが、それは「心の病気」への理解が十分でないからと言えます。 「心の病気」は身体の病気と同様に、専門知識のある医師などから治療を必要とします。 病気が目に見えない症状であるからとって存在しないものではありません。
ご家族・周囲の方ができること
まずは、あなたの大切な人の話を聞いてあげましょう。 もし、あなたが大切な人の話を聞いた上で『この人は心の病気かしら?』と感じたとしても、直ぐに心療内科・精神科などに連れて行くのは乱暴なことはしないでください。
心から心配された、親身な想いからの行動だったとしても、当事者であるあなたの大切な人は、「自分を突然精神科に連れて行ったあなたを二度と信じない」気持ちになってしまいます。そして、その気持ちが理解されないといと感じ、更に、辛い気持ちを重ねてしまいます。
心の病気になってしまったご本人は、不安や恐怖に悩んでいることを忘れないでください。 周囲の方は、話のつじつまが合わなくても、変な思いこみをしていても、否定しないでください。 相手の目をみてうなずいて聞くだけでいいのです。それだけで、ご本人の気持ちは落ち着きます。
そうして気持ちが落ち着いたところで、精神科・心療内科などの受診を考えましょう。 もし、いざ受診となった際に、患者である当事者ご本人が受診することを拒否する場合も0ではありません。そういった場合、ご家族など、周囲の方だけで精神科・心療内科への受診をされるのも一つの方法です。
ご家族や周囲の方のご相談料について (相談の時間:30分~1時間程度/回)
患者様ご本人でなく、ご家族や周囲の方のご受診であっても、場合によっては、保険診療が適応できる可能性もございます。
家族相談ご料金 | 11,000円~22,000円程度 |
---|
家族相談をご希望の方は、お電話にてお問合せをお願い致します。